研究開発


ClassNKは、1955年(昭和30年)に技術研究所を設立し、各種の基礎研究・応用技術研究並びに技術計算プログラムの開発などを行ってきましたが、海事関連業界を取り巻く環境の変化並びに関連業界からの船級協会への様々な要望に対応できる、より高度な先進技術を開発するため、1993年(平成5年)千葉・土気地区に研究センターを開設し、ここに技術研究所及びコンピュータ部門を移転、1996年(平成8年)情報技術部を新設統合しました。
1993年5月には、当会船級船情報の検索システム(NK-SHIPS)を開発し、現在ではインターネットにより船主・政府など顧客に対してもサービスを提供しています。
また、1997年(平成9年)より先進技術に基づいて船体構造規則を全面的に見直すプロジェクト(RuleC100)が開始され、規則開発を担う開発部も研究センターに移動して技術開発関連部門が密接に連携しつつ規則開発プロジェクトが進められました。 1999年(平成11年)には先進技術を反映させた船体構造強度に関する基本的な技術指針を完成し、その後、 2001年(平成13年)から2003年(平成15年)にかけて、タンカー、バルクキャリア及びコンテナ船それぞれに対する船体構造強度に関するガイドラインを相次いで開発し、発行しました。
さらに、2001年(平成13年)には、高度情報化の中核機能を担うべく、情報センターを研究センターに隣接して開設し、この二つのセンターの併設により、 21世紀における船級協会としての業務を支える「技術開発」と「高度情報化」の基盤が整いました。
研究内容
最近の研究課題は次のとおりです。
- 船舶の構造信頼性に関する研究
- FSAの実践的手法に関する研究
- 船体に作用する強非線形荷重に関する研究
- 大規模構造体の最終強度評価に関する研究
- メンブレンLNG船の構造強度評価に関する研究
- 舶用機関の状態監視技術に関する研究
- 舶用重油難燃性の解析技術及び4ストローク機関システム油の診断技術に関する研究
- 舶用ディーゼル機関のクランクデフレクションに関する調査研究
- 高安全性を指向した舶用機器システムの人間工学的設計
- 溶接継手部の非破壊検査検出限界寸法に関する調査研究
- 超大型コンテナ船の安全性評価に関する研究(構造関係)
- LNG船のライフサイクルに亘るトータルサポートシステムの開発
- 実船計測
受託計算
大規模な構造解析から局部的な詳細応力解析に基づいた疲労強度評価など様々な技術計算を行っています。
ClassNKが行っているコンピュータ受託計算サービスの主なものは次のとおりです。
- 構造解析
- 縦強度計算
- 船体構造解析
- 局部応力解析
- 疲労強度解析
- 復原性、耐航性能
- 排水量等諸計算
- 損傷時復原性計算
- 穀類積載復原性計算
- トン数測度
- 耐航性能計算
- 三次元流体計算
- スラミング応答解析
- 海洋構造物
- 排水量計算
- 復原性能計算
- 運動応答計算
- 構造解析
- 係留計算
規則開発
船舶に関する先進技術の研究並びに長年にわたる検査経験を調査,解析して得られた豊富な技術データに基づいて技術規則を制定・改廃し、広く船舶の設計・建造・定期的検査に反映させるために常に最新の情報を提供しています。また、IMOにおいて制定・改正される国際条約やコード並びにIACSで制定・改正される統一規則や統一解釈などにも迅速に対応して、技術規則への取入れを行っています。


