Press Release

標題:
ClassNK、シンガポールで海洋再生エネルギーに関する実証試験施設設置に向けた検証事業を開始

2014年10月30日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)(会長:上田 德)は、シンガポールにおける海洋再生エネルギー実証試験施設の設置に向けたフィジビリティスタディを開始したことを、10月28日から29日に同国で開催されたACES2014(Asian Clean Energy Summit)において発表しました。

海洋再生エネルギー利用への期待が急速に高まっていますが、実用化にあたっては、安全性や効率を確認するための実海域での実証が不可欠となります。このフィジビリティスタディでは、シンガポール近海において、中規模スケールモデル(1/5~1/10)による潮力発電の試験が実施可能であるかを検証すべく、潮力調査、環境影響調査及び事業可能性の検討などを行います。

検証は本会とシンガポール南洋工科大学エネルギー研究所(NTU ERI@N)を中心に、欧州海洋エネルギーセンター(EMEC)、デンマーク水理環境研究所(DHI)、及び石油、天然ガス、鉱山など地質学の調査会社であるFUGROの協力を得て、実施されます。

英国スコットランドのEMECに同様の実証試験施設が設置されていますが、シンガポールで本施設の設置が実現すれば、東南アジアのような水温の比較的高い熱帯域や温帯域の海象を再現可能な水域における、世界で初めての実証試験施設となります。

本会は、このフィジビリティスタディを皮切りに、施設の実用化段階における第三者認証といった取り組みを通じ、海洋再生エネルギー利用の普及に貢献してまいります。

以上

この件に関するお問い合せ先:
一般財団法人 日本海事協会
研究開発推進室
Tel: 03-5226-2025
Fax: 03-5226-2019
e-mail: rx-sec@classnk.or.jp


【本件に関わるMOU調印式の様子】

ClassNK - EOD

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