Press Release

標題:
台湾政府関係者による風力発電業界関係者の訪問を支援

2015年5月21日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)(会長:上田 德)は、5月11日から15日の間、台湾政府関係者による日本の風力発電業界の関係者への訪問を支援しました。

近年、台湾は新エネルギー政策に基づき、風力発電産業の振興を図っています。一方、日本では洋上風力発電に関する各種基準、認証制度など多様な研究がなされ、台風や地震といった台湾や日本に特有の環境条件に関する知識や経験の蓄積が進んでいます。今般、日台の業界関係者の交流を通じて、洋上風力発電に関するハード及びソフト両面において知見を共有し、さらなる普及を進めるべく、台湾政府関係者の来日が実現しました。

台湾からは、経済部標準検験局(BSMI)、金属工業研究発展中心(MIRDC)、台湾大電力研究試験中心(TERTEC)、台湾電子検験中心(ETC)、台湾験船中心(CR)、船舶兼海洋産業研究中心(SOIC)より関係者が来日しました。

期間中は、本会の他、風車メーカーや大学への訪問、洋上風力発電実証プロジェクトの現場視察が行われました。また、関係者との間で、日本で進行中の国家プロジェクトや国際電気標準会議(IEC)における洋上風力発電の基準制定、日本における各種基準及び認証制度の意見交換が行われました。

今回の訪問を通して、関係者間での洋上風力発電に関する相互理解が深まると共に、日台の風力発電業界の発展に寄与する枠組みを構築していくことを確認しました。

本会は、洋上風力発電を含む再生可能エネルギーの利用普及のため、風力発電設備の第三者認証に加え、IEC風力発電規格に関する検討委員会への参画などを行っております。今般、風力発電産業の発展に貢献すべく、関連業界とのコラボレーションの一環として日台関係者の間の橋渡しに努めました。

以上

ClassNK - EOD

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