Press Release

標題:
“騒音対策ワークショップ”を開催

2015年7月23日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)(会長:上田 德)は、7月17日、都内にて“騒音対策ワークショップ”を開催しました。当日は約200名が参加し、船内騒音対策への関心の高さが窺えるものとなりました。

ワークショップでは、本会より船内騒音コードの概要及び船内騒音規制対応に関わる本会活動内容を紹介しました。加えて、本会と騒音対策に関わる包括連携協定を締結した一般社団法人日本中小型造船工業会が日本財団助成事業として実施した取り組み、また本会と共同で船内騒音規制の課題にあたっている国立研究開発法人海上技術安全研究所の取り組みが、それぞれ紹介されました。

更に、騒音規制対策に歴史のある欧州より講演者を招聘し、ドイツの船内騒音計測コンサルティング会社DW-Shipconsult社より騒音予測について、オランダのエンジニアリング会社LOGGERS社より船内騒音を軽減するための提案等について講演が行われました。

講演内容は以下の通りです。

講演I 【船内騒音コードの概要並びにNKの取り組み】
講演者: 一般財団法人 日本海事協会
講演内容: 騒音コードの概要及び一般的な騒音対策についての解説とこれまでの本会の取り組みについての紹介

講演II 【中小造工における船内騒音に関する取り組み】
講演者: 一般社団法人 日本中小型造船工業会 技術部 部長 富澤 茂 氏
講演内容: 日本中小型造船工業会が2012年度から2014年度にかけて実施した船内騒音対策に関する研究開発の紹介

講演III 【Comprehensive Noise Control – Designing Quiet Ships Efficiently】
講演者: DW-ShipConsult GmbH  Managing Director, Dr. Dietrich Wittekind 氏
講演内容: ドイツのDW-Shipconsult社が実施している船内騒音予測と対策に対するコンサルティング業務に関する紹介

講演IV 【IMO Noise Code Solution, LEXSYS-Modular】
講演者: Loggers B.V. Sales Manager, Peter Berting 氏
講演内容: オランダのLOGGERS社による船内騒音対策のための各種製品とその適用例の紹介

講演V 【騒音予測プログラムの実用化に向けた海上技術安全研究所の取り組み】
講演者: 国立研究開発法人 海上技術安全研究所 構造安全評価系構造解析研究グループ 上席研究員 平方 勝 氏
講演内容: 海上技術安全研究所が日本中小型造船工業会の騒音対策事業において開発したJanssen法による騒音予測プログラムの紹介

講演VI 【業界要望による共同研究】
講演者: 一般財団法人 日本海事協会
講演内容: 本会が実施している共同研究活動の内容紹介

なお、“騒音対策ワークショップ”は7月22日に博多、23日に尾道で開催し、24日に今治においても開催します。今治会場のみ講演順序が異なります。

以上

                      東京会場

ClassNK - EOD

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