Press Release

標題:
インドの船舶リサイクル施設2社にシップリサイクル条約適合証明を発行

2015年12月15日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)(会長:上田 德)は、インド・グジャラート州の船舶リサイクル施設であるShree Ram Vessel Scrap Pvt. Ltd.(代表:Chetan Patel、以下Shree Ram)及びLeela Ship Recycling Pvt. Ltd(代表:Komalkant F. Sharma、以下Leela)の2社に対してシップリサイクル条約(2009年の船舶の安全かつ環境上適正な再生利用のための香港国際条約(仮称))への適合鑑定を行い、適合証明(Statement of Compliance: SoC)を発行しました。

Shree Ram及びLeelaは、シップリサイクル条約の発効に先駆け、条約に基づいた監督官庁による船舶リサイクル施設承認の要求事項である「船舶リサイクル施設計画(SRFP)」*1を作成し、安全かつ環境上適正な船舶リサイクルのための施設改善に取り組んできました。

本会は、Shree Ram及びLeelaにより作成されたSRFPが条約の要求事項を満たしており、また、SRFPに従ったリサイクルが実施されていることを書類審査及び現地調査により確認し、両社に対して適合証明を発行しました。これにより、本会がSoCを発行した船舶リサイクル施設は、中国4社、日本1社及びインド4社(合計9社)となりました。

この度の適合証明は、これまで世界各地のシップリサイクル施設の条約への適合鑑定を実施してきた本会が、純技術的な見地より両施設を検証した結果、発行したものです。条約基準に適合した施設に対する証明を通じ、本会はシップリサイクル条約に則った安全かつ環境上適正な船舶リサイクルの推進に努めてまいります。

以上

*1 SRFP(船舶リサイクル施設計画:Ship Recycling Facility Plan)
シップリサイクル条約の規定により船舶リサイクル施設の承認の際に施設が準備しなければならない書類であり、施設における安全・環境保全を確保するためのプロセス等を記載するもの

この件に関するお問い合せ先:
一般財団法人 日本海事協会
秘書広報部
Tel: 03-5226-2047
e-mail: eod@classnk.or.jp

ClassNK - EOD

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