Press Release
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「構造用接着剤使用のためのガイドライン」発行について
2016年1月14日
一般財団法人日本海事協会(ClassNK)(会長:上田 德)は、この度、造船分野における「構造用接着剤使用のためのガイドライン」を発行しました。
構造用接着剤は、溶接などの接合方法と比較し、施工や管理が容易であることに加え、火気の使用が不要といった利点から、鉄道や自動車の他、宇宙ロケットの耐熱タイルの接合といった幅広い分野で使用されています。
一方、強化プラスチック船への使用を除き、造船分野での普及は進んでいない状況です。構造用接着剤の活用により、造船現場における作業の合理化、作業環境の安全性向上や船舶の軽量化といった利点が見込まれることから、使用範囲を拡大するためのガイドライン策定が要望されていました。
このような業界の要望に応えるべく、本会は関係機関、団体の協力のもと、「構造用接着剤使用のためのガイドライン策定検討会」を2015年に設置し、必要な要件などについて審議を進めてまいりました。本検討会の審議において、船体主要構造部を除く材料及び艤装品の接合部に対し相当の範囲で構造用接着剤の使用が可能である、との結論が得られたことを受け、この度必要な要件を取りまとめ、「構造用接着剤使用のためのガイドライン」として策定しました。
本ガイドラインは、本会ウェブサイトにてマイページのユーザー登録をすることにより、マイページの「ガイドライン」のページでご覧頂けます。
URL: 本会ホームページ
以上
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