Press Release

2017年5月18日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、ClassNKアカデミーに「管理責任者(DP)*養成コース」を新設しました。

ClassNKアカデミーは、本会が船舶の検査や船舶管理システムの審査により培った知見を活用し、船舶の建造、保守、運航に携わる実務者を対象として、これら業務に必要とされる基本的知識を習得していただくべく開講しています。

IMO第92回海上安全委員会(MSC92)における国際安全管理コード(ISMコード)改正により、船舶のDPにはMSC-MEPC.7/Circ.6のガイドラインに基づく訓練コースの受講が推奨されており、旗国によっては同訓練に関わる文書での修了証明の提示が要求されます。

今般新設した「DP養成コース」は、DPの概要や安全管理システムの運用など船舶管理実務に有用なカリキュラムから構成されています。所定の条件を満たした受講者には修了証明が発行されます。受講対象者、講義内容など詳細については、本会ウェブサイト(http://www.classnk.or.jp/)の「ClassNKアカデミー」に掲載しています。

以上


^*管理責任者(DP: Designated person)
ISMコードにおいて、船舶の所有者や管理者は船舶の安全運航を確保し、会社と船舶との連携を図るため、管理責任者を任命することが要求されている。管理責任者は、船舶の運航における安全及び汚染防止状況の監視、また、適切な経営資源及び陸上からの支援が必要に応じて提供されるよう確保する責任を負う。

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