Press Release

標題:
ClassNK研究開発ロードマップ2017を発表

2017年9月4日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、中長期的な研究開発のビジョンを示すとともに、研究開発の方向性を明らかにすることを目的として、この度、むこう5年間を中心とするClassNK研究開発ロードマップを発表しました。

この研究開発ロードマップでは、コア技術(*1)に関する調査や研究、それを通じた人材育成、ならびに損傷情報の活用による損傷発生防止を船級協会として涵養すべき基盤技術と位置づけ、常時研究開発を実施することとしております。

さらにこの基盤技術を土台として、「規則開発」「検査技術の革新」「海洋環境保全」「革新的技術の開発」の4つの基幹テーマに基づき、中長期的な研究開発を実施してまいります。具体的には、「現行規則の更なる合理化、ならびに透明性・合理性の高い新技術規則の開発」「ICTを活用した検査の革新や検査ロボットの開発」「NKのグローバルネットワークを活用した環境規制の動向調査や関連する新技術開発に関する調査研究」「デジタライゼーションをはじめとする高度情報技術による海事技術のイノベーション」をそれぞれの基幹テーマの研究目標として研究開発に取り組み、船級協会本来の使命である「船舶の安全・環境保全」はもとより、「高度情報技術による海事技術イノベーション」を目指します。

研究開発の実施にあたっては大学、研究機関や業界との連携を重視し、これを通じて共通課題での共同研究の推進や海事人材の育成といった海事社会における船級協会としての役割も果たしていく所存です。

なお、ClassNK研究開発ロードマップ(概要)は本会ホームページにて公開しています。
URL:http://www.classnk.or.jp/hp/pdf/news/nk_roadmap.pdf

以上

(*1)「コア技術」とは:
構造(非線形、動的応答解析の活用、荷重構造一貫解析の実用化 等)
運動、荷重(弾性応答、荷重構造連成、CFD 等)
材料、接合(破壊靭性評価や疲労強度評価の合理化、腐食推定 等)
情報、制御、通信、エレクトロニクス(AI、画像処理、データ解析 等)
エネルギー、環境(新エネルギー、環境影響 等)

(別添:ClassNK研究開発ロードマップ(概要))

この件に関するお問い合せ先:
一般財団法人 日本海事協会
技術研究所 調査企画部
Tel: 03-5226-2025
e-mail: rx@classnk.or.jp

ClassNK - EOD

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