Press Release

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2018年度第2回技術委員会の開催

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、2018年8月1日、日本工業倶楽部において、2018年度第2回技術委員会を開催しました。

技術委員会は、海運造船業界からの代表者及び学識経験者で構成され、船級及び検査に関する技術規則の制定改廃に係わる技術事項を審議・承認しています。

今回審議された改正案は32件で、全ての案件が承認されました。改正案には、ドローンなどの遠隔検査技術に対応して制定されたIACS統一規則の取り入れとして、遠隔検査技術を用いた船級検査の実施にあたっての一般的要件や、遠隔検査技術を用いた精密検査事業所の承認に関わる事項が含まれています。この他の主要な改正案は以下の通りです。

  • 業界からの要望への対応として、「バラスト兼用倉の倉口蓋に関する事項」、「選択式触媒還元脱硝装置,排ガス再循環装置及び排ガス浄化装置用の薬剤貯蔵タンクの配置等に関する事項」等
  • 国際条約への対応として、「窒素酸化物放出規制海域に関する事項」、「救命設備の標示及び火災制御図に用いる記号に関する事項」等
  • IACS統一規則等への対応として、「ガス燃料船のドリップトレイに関する事項」等
  • 国内法、地域規制等への対応として、「排ガス浄化装置の承認及び検査に関するガイドラインに関する事項」、「2017 Finnish-Swedish Ice Class Rulesに関する事項」等

全案件の内容は、本会ホームページにてマイページのユーザー登録をすることにより、マイページの「技術規則等の一部改正」のページでご覧いただけます。
URL: http://www.classnk.or.jp

以上

ClassNK - EOD

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