Press Release

標題:
CCR研究会 船舶ゼロ・エミッション代替燃料に関するワーキンググループに参画

2019年8月5日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、CCR研究会(*)において設立された船舶ゼロ・エミション代替燃料に関するワーキンググループに参画します。同ワーキンググループは、CO2と再生可能エネルギー由来水素を組み合わせるメタネーション技術により生成された合成メタンを舶用燃料として用いることで、バリューチェーンにおけるCO2排出抑制を目指すものであり、ClassNKはその事務局を務めます。

海運ではIMOがGHG対策に取り組み、2018年にGHG削減戦略(INITIAL IMO STRATEGY ON REDUCTION OF GHG EMISSIONS FROM SHIPS)を採択し2030年までに2008年比40%効率改善、2050年までに2008年比50%総量削減、更には今世紀中できるだけ早期にGHG排出フェーズアウト(ゼロ・エミッション)を掲げています。これらの目標達成に向け、既存の船舶の推進プラントを活用できる代替燃料への転換は不可欠とされています。

メタネーション燃料はゼロ・エミッションを実現する技術となりえるとして、欧州諸国や国内電力、ガス事業者からも注目を集めています。今般設立されたワーキンググループでは、舶用メタネーション燃料導入とそのサプライチェーン構築を目指し、他業界、他企業、官庁関係とも協力し、メタネーションの検討・普及に取り組みます。

以上

(*) CCR研究会は産業界から排出されるCO2を再生可能エネルギー由来水素と組み合わせ合成メタンやメタノール等の代替エネルギーを提供することで、化石燃料の使用量削減に実効的なカーボンニュートラルの対策を提案するとともに、2050年に向けた新たなエネルギー供給システム構築に寄与することを目指し設立された。
URL: https://ccr-tech.org/

ClassNK - EOD

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