Press Release

標題:
内航LPG焚きLPG運搬船の基本承認(AIP)を発行

2020年3月13日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、ダイハツディーゼル株式会社が、イイノガストランスポート株式会社、大阪ガス株式会社、泉鋼業株式会社、及び株式会社三浦造船所の協力を得て開発した内航LPG焚きLPG運搬船(*)の設計に対する安全性評価を実施し、IGCコードを取り入れた本会鋼船規則「N編」及び「低引火点燃料船ガイドライン」に基づく基本承認(AiP)を発行しました。

本船は、ダイハツディーゼルと大阪ガスが共同開発を進めてきたLPGメタン化装置、及びダイハツディーゼルの2元燃料エンジンを搭載する設計となっています。LPGメタン化装置は、LPGをLNG相当のメタン主体ガスに改質する装置です。LPGは主成分であるプロパンやブタンガスにより、ノッキング(異常燃焼)を起こしやすい性状を有するため、リーンバーン方式のガスエンジンや2元燃料エンジンの燃料として使用することが困難となります。一方、エンジン前段でLPGメタン化装置によりLPGをメタン主体ガスに改質することで、ノッキングを抑制することが可能となるため、これらの舶用機関で使用する場合でもLNGと同等の運転性能が得られるとされています。

以上

(*)LPG REFORMED GAS FUELLED 1,800 m3 TYPE LPG CARRIER


左:ダイハツディーゼル 代表取締役社長 木下 茂樹氏
右:日本海事協会 業務執行理事副会長 重見 利幸

ClassNK - EOD

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