Press Release

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電子証書を利用するClassNK船級船が、国際航海に従事する船舶(外航船)の過半数に

2021年8月2日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)の船級登録船で国際航海に従事する船舶(外航船)において、電子証書の利用率が過半数となりました。

本会は、2017年に船級協会初となる電子証書サービス”ClassNK e-Certificate”*1を開始しました。電子証書は、紙証書の取り扱い負担の軽減、紛失・汚損・改ざんなどのトラブル予防といった利点を有しており、新型コロナウイルス対応としてのデジタル技術活用の進展も受け、2020年以降利用が急速に増加しました。現時点の利用隻数は約4,300隻、本会登録外航船の52%(電子証書を承認している旗国船の63%)となっています。

電子証書は、パナマ、リベリア、シンガポール、マーシャル諸島、バハマ、マルタなど主要旗国が導入済であり、2021年度中には日本籍船舶においても正式運用が開始される見込みであることから、普及の更なる加速が見込まれます。

本会は、電子証書活用によるお客様の利便性向上に寄与するべく、”ClassNK e-Certificate”サービスの機能強化を継続的に行っています。また、2022年1月より電子証書を標準サービスに移行する予定です。

ClassNK e-Certificateによる電子証書の発行には、申込書の提出が必要となります。申込書は以下専用ページよりダウンロードいただけます。
URL:https://www.classnk.or.jp/hp/ja/activities/portal/e-cert.html



以上

*1 ClassNK e-Certificateは2016年4月に策定された国際海事機関(IMO)の「電子証書に関するガイドライン第2版(FAL.5/Circ.39/Rev.2)」に準拠し、電子ファイルによる証書の送受信に加え、当該証書の有効性確認をオンライン上で可能とするシステムです。

ClassNK - EOD

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