Press Release

標題:
「遠隔検査に関するガイドライン」第3版を発行 ~全般的な見直しにより、本船側の遠隔検査対応の効率性を向上~


一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、「遠隔検査に関するガイドライン」第3版を発行しました。多数の遠隔検査を実践する中で得られた知見を踏まえ、遠隔検査が適用可能となる検査項目の明確化や手順について、全般的に見直しました。

「遠隔検査に関するガイドライン」は、情報通信技術(ICT)を活用した遠隔検査の実施にあたって、従来の立会検査と同等の信頼性を確保し、透明性のある判断基準を示すべく、対象となる検査項目や使用するICTに関する要件などを規定しています。

新型コロナウイルスの影響下における海上輸送に遅滞を生じさせないべく、本会は船舶の管理者や関係当局との緊密な連携の下、安全性と円滑な船舶運航の両面が確保されるよう、多数の遠隔検査を行ってきました。現在も月間400件以上の就航船検査で遠隔検査が適用されています。

今般、その中で得られた知見を踏まえ、ガイドラインを全般的に見直し、第3版として発行しました。遠隔検査が適用可能となる検査項目を詳細に規定するとともに、リアルタイム動画、記録動画、静止画像など各検査項目に応じて必要となる情報を明確化し、本船側の遠隔検査への準備及び実施に関わる効率性の向上に繋がる内容となっています。

本ガイドラインは、本会ウェブサイト(URL: www.classnk.or.jp)にてマイページのユーザー登録をすることにより、マイページの「ガイドライン」のページでご覧いただけます。遠隔検査実施に関する問い合わせ窓口は、本会検査部(svd@classnk.or.jp / Tel 03-5226-2027)となります。

以上

ClassNK - EOD

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