Press Release

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ClassNK、“船舶用鉄鋼材料に関するセミナー”を開催

2014年5月14日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)(会長:上田 德)は、5月13日(火)都内において“船舶用鉄鋼材料に関するセミナー”を開催しました。本セミナーは、本会が「業界要望による共同研究」スキームにより実施しております共同研究のうち、鉄鋼材料に関するテーマについての成果を報告するためで、120名以上が出席しました。

セミナーでは、本会木下哲也副会長の挨拶に引き続き、この分野における第一線の講演者による2件の特別講演および本会共同研究スキームに基づく4件の成果報告が行われました。

船舶の安全性や保守性、建造コストの低減に寄与する最先端鉄鋼材料の紹介や、その基盤技術の説明、船体への適用に向けた開発・商品化状況といった内容を取り上げ、船主、造船所、材料メーカーなど多数の方々にご聴講いただきました。

セミナーの内容は次の通りです。

【特別講演】
① 船体用機能材料(耐腐食、耐疲労、耐脆性破壊)
新日鐵住金株式会社 
厚板技術部 厚板商品技術室 稲見 彰則 様

② 溶接部靱性向上とその技術
JFEスチール株式会社 
厚板セクター部 潮海 弘資 様


【「業界要望による共同研究」成果報告】
① 造船向け溶接技術の開発動向および直近の成果(水平すみ肉溶接)
共同研究者:株式会社神戸製鋼所、株式会社新来島どっく
講演者:株式会社神戸製鋼所   
溶接事業部門 技術センター 開発企画室 石崎 圭人 様

② 疲労強度に及ぼす板厚効果に関する研究開発
共同研究者:ジャパン マリンユナイテッド株式会社、社団法人日本造船工業会、株式会社IHI、株式会社大島造船所、川崎重工業株式会社、佐世保重工業株式会社、株式会社サノヤス・ヒシノ明昌、住友重機械マリンエンジニアリング株式会社、株式会社名村造船所、三井造船株式会社、三菱重工業株式会社、新日鐵住金株式会社、JFEスチール株式会社、株式会社神戸製鋼所、独立行政法人海上技術安全研究所
講演者:ジャパン マリンユナイテッド株式会社
海洋・エンジニアリング事業本部 技術部 岡田 哲男 様

③ レーザー熱源とホットワイヤ法とを組み合わせた新溶接技術および鋼材への影響
共同研究者:国立大学法人広島大学、学校法人長崎総合科学大学、三菱重工業株式会社、新日鐵住金株式会社、バブ日立工業株式会社
講演者:国立大学法人広島大学
大学院 工学研究院 材料・生産加工部門 材料接合工学研究室 山本 元道 様

④ FLNG向け極低温流体漏洩リスク解析と、アレスト設計(高アレスト鋼)適用による脆化被害軽減策の検討
共同研究者:新日鐵住金株式会社、日揮株式会社、ジャパン マリンユナイテッド株式会社、独立行政法人海上技術安全研究所
講演者:新日鐵住金株式会社 
技術開発本部 鉄鋼研究所 厚板・形鋼研究部 井上 健裕 様 

なお、同様のセミナーを5月19日(月)福岡、20日(火)岡山においても開催します。
   
この件に関するお問い合せ先:
一般財団法人 日本海事協会
研究開発推進室
TEL:03-5226-2025
FAX:03-5226-2019
e-mail:rx-sec@classnk.or.jp

ClassNK - EOD

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