Press Release

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ClassNK、IACS 調和CSR 第二次草案に対応した「調和CSR 対応ソフトウェア」最新版を発表

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)(会長:上田德)は、この度、バルクキャリアと油タンカーを対象とする調和CSR 第二次草案に対応したソフトウェア「調和CSR 対応ソフトウェア」の最新版を発表しました。

本ソフトウェアは、昨年7 月に世界に先駆けて発表した「調和CSR 対応ソフトウェア」をベースに、本年4 月1 日に公開された調和CSR 第二次草案へいち早く対応させたものであり、同時に大幅な機能強化を実施しています。

本最新版においては、調和CSR により全貨物艙に適用されることとなる直接強度計算について通常必要となる多大な解析工数を大幅に削減するため、商用CAD とのインターフェースや調和CSRルール計算入力データの取り込み機能に加えて、商用高性能FEMプリポストプロセッサであるHyperWorks*1 を新たに組み込んでいます。

また、より詳細な船体構造モデルを簡便に作成できるようモデル機能の強化を行うと共に、船体中央部だけでなく船首尾部に至るまでの船体構造全体のルール計算の効率を大幅に向上させ、評価レポートの自動作成機能を追加するなど設計支援機能を強化しています。

こうした設計支援ツールとしての新機能の開発や大幅な機能強化により、バルクキャリア及び油タンカーの調和CSR による船殻基本設計の効率化をさらに強力にサポートします。

本会は、今後も、調和CSR の最新規則案への対応及びソフトウェアの機能強化を継続的かつ迅速に実施し、調和CSR による船殻設計の効率及び品質の向上に向けた強力なソフトウェア環境の提供を実施していきます。

以上

*1: HyperWorks はAltair Engineering 社(本社:米国)が開発,提供するコンピュータ支援エンジニアリング(CAE)ソフトウェア。高性能なメッシング機能および各種ソルバーや構造最適化機能に定評があり、自動車/航空宇宙産業を中心に全世界で広いシェアを持つ。

お問い合わせ先
一般財団法人日本海事協会
船体開発部
Tel: 03-5226-2180
Fax: 03-5226-2172
E-mail: dhd@classnk.or.jp

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