Press Release

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ClassNK、Port State Control に関する年次報告書を発行

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)(会長:上田 德)は、この度、Port State Control に関する年次報告書を発行しました。

寄港国の船舶検査であるPort State Control(PSC)は、サブスタンダード船の撲滅、海上における船舶の安全確保及び海洋汚染防止の有効な手段と広く認識されております。近年では、より効果的なPSCを行うべく、多くの地域でPSCの協力に関する覚書(Memorandum of Understanding)が交わされ、PSCの実施に関わるデータベースの共有や統一した検査体制が確立されるなど、その活動は強化されています。

また、昨今のPSCでは、船舶のハードウェアだけでなく、船舶の保守、乗組員の本船設備の操作の習熟といった国際安全管理コード(ISM Code)に関連した船舶のソフトウェアについてもその検査対象となっています。さらに、近年の相次ぐ国際条約の改正による船舶に対して適用される国際規則の多様化に伴い、PSCで検査対象となる事項は一層拡大しています。

こうした状況を踏まえ、本報告書は、2013年の1年間に世界各国の港において、PSCにより拘束された船舶や指摘された欠陥についての情報を業界各位に提供することで、PSCに関わる現状の認識、今後の船舶の保守・検査や安全管理システムの改善へ資することを目的としております。

本会は今後もPSCに関連する情報の透明性を確保し、サブスタンダード船の撲滅に取り組んでまいります。

以上

この件に関するお問い合せ先:
一般財団法人 日本海事協会
検査本部
Tel: 03-5226-2027
e-mail: svd@classnk.or.jp

ClassNK - EOD

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