Press Release
標題:
「環境ガイドライン(第4.1版)」を発行
~グリーン鋼材およびマイクロプラスチック回収装置に関わるノーテーションを追加~
2024年2月15日
一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、「環境ガイドライン(第4.1版)」を発行しました。船体構造などへのグリーン鋼材*1の使用およびマイクロプラスチック*2回収装置の搭載を示す船級符号への付記(ノーテーション)を新たに規定しています。
気候変動や海洋汚染といった環境課題への対応として、規制への適合にとどまらない様々な環境技術の船舶への導入が進められています。「環境ガイドライン」はこれらの取り組みを評価するために発行しており、先進的な環境対策が講じられた船舶に対して付与する「a-EA(Advanced Environmental Awareness)」ノーテーションなどについて定めています。
今般発行した第4.1版では、「a-EA」ノーテーションの適用対象に、船体構造などへのグリーン鋼材の使用およびマイクロプラスチック回収装置の搭載を加え、各審査手順と要件を追加しました。今後、船体構造などにグリーン鋼材が使用された船舶に対しては「a-EA(GRS)」、マイクロプラスチック回収装置を搭載した船舶に対しては「a-EA(MPC)」をそれぞれ付与することが可能となります。
本ガイドラインは、本会ウェブサイトのマイページのユーザー登録により、「ガイドライン」にてご覧いただけます。
https://www.classnk.or.jp/account/ja/Rules_Guidance/ssl/guidelines.aspx
*1 鉄鋼製造プロセスの全部又は一部において、実質的に二酸化炭素の放出量を低減又はゼロとする技術を活用することで製造される鋼材
*2 海洋プラスチックごみのうち、長さ5mm未満のもの
以上
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