Press Release

標題:
本会初、サイバーレジリエンスに関する対策が講じられた機器に対し使用承認証書を発行

2024年7月3日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、以下製品に対し、使用承認証書*1を発行しました。サイバーレジリエンスに関する対策が講じられた機器等に対する使用承認証書発行は本会初となります。

Rosemount Tank Radar社
(Emerson社グループ会社)
Rosemount CMS System
Kongsberg Maritime社K-Chief & K-Safe
Kongsberg Maritime社AutoChief 600& K-Steering

IACSは、船舶へのサイバー攻撃によるインシデントの発生を低減し、影響を軽減する機能(サイバーレジリエンス)に関する最低限の要件を定めた統一規則(Unified Requirement、以下UR)として、船舶を対象とするUR E26*2、船上のシステムと機器を対象とするUR E27*3を制定しており、2024年7月1日以降に建造契約を締結する船舶から適用を開始しています。本会では、コンピューターシステムに関する規則である鋼船規則X編および船用材料・機器等の承認及び認定要領*4に各要件を取り入れています。

今般、Rosemount Tank Radar社、Kongsberg Maritime 社の製品に対し、鋼船規則X編および船用材料・機器等の承認及び認定要領に基づく審査を行い、所定の要件への適合を確認したことから使用承認証書を発行しました。

本会は、お客様のサイバーレジリエンスに関する要件への円滑な対応をサポートすべく、関連する情報を集約したポータルサイトを整備し、情報提供を行っています。
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/activities/cybersecurity/ur-e26e27.html

以上

*1 船舶への搭載準備をする前に、その使用に関してあらかじめ本会の承認を得ることが規則等で定められている船用機器等について、あらかじめ代表的な個品に対して承認要領に規定された審査、試験および検査を行い、当該機器が当該規定に適合していることが証明された際に発行される証書

*2 UR E26: Cyber resilience of ships
船舶の設計、建造、機器等搭載、運航の各段階を通じ、運用技術(OT)および情報技術(IT)関連機器を本船のネットワークに安全に統合することを目的として、船舶をサイバーレジリエンスの集合体とみなし、機器の識別、保護、サイバー攻撃検知、対応、復旧に関わる要件を規定している。

*3 UR E27: Cyber resilience of on-board systems and equipment
サードパーティの機器供給者によって、システムの統合性が確保および強化されることを目的として、船上のシステムおよび機器のサイバーレジリエンスの要件、また船上のユーザーとコンピュータシステムとのインターフェース、新規デバイスの船上実装に先立つ製品開発・開発要件について規定している。

*4 本会規則において、あらかじめ本会の承認または認定を得ることが定められている船用材料及び船用機器の承認または認定に関する試験、検査に適用

ClassNK - EOD

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