Press Release

標題:
MAN B&W機関を対象にした機関状態診断システム「ClassNK CMAXS e-GICSX」に株式会社マキタが参画~早期異常検知による機関の予防保全を支援~

2014年12月11日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)(本部:東京都千代田区、会長:上田 德)と、株式会社マキタ(本社:香川県高松市、社長:槙田 實)は、船舶に搭載される電子制御機関の早期異常検知による予防保全を支援すべく、ClassNKと三井造船株式会社が共同研究開発中の船内機器状態監視・自動診断システム「ClassNK CMAXS e-GICSX」にマキタが参画し、同社製MAN B&W主機関へ提供することに合意しました。

「ClassNK CMAXS e-GICSX」は、三井造船が舶用ディーゼル機関の保全サポートシステム「e-GICS」(electronic Global Internet Customer Support)において培った技術と、ClassNKの提供するビッグデータ解析技術を組み合わせた予防保全システムです。電子制御機関のセンサから得られたデータの自動分析により機器の性能診断や故障の未然防止を図ると共に、機器状態に基づいたメンテナンス間隔の延伸を行うことで、船舶の安全運航とライフサイクルコスト低減の両立を目指します。本共同研究開発は、2016年3月までを予定しています。

マキタは、1973年に三井造船と技術援助協定を結び、1981年にはMAN B&W社とのライセンス契約を締結しました。国内におけるMAN B&Wブランドの舶用ディーゼル機関は、大口径を三井造船が製造、販売する一方、小口径(500ミリ以下)をマキタが受け持ち、この分野において世界トップシェアを誇っています。マキタの生産する高性能主機関への「ClassNK CMAXS e-GICSX」の提供により、電子制御機関の維持管理に関わる船員及び海運会社の負担軽減に繋がることが期待されます。

ClassNKは、世界最大級の国際船級協会としての最高品質の技術サービスの提供と共に、海事関係者の要望による共同研究を技術面及び資金面の双方より支援することで、広く海事産業への貢献を図っており、本共同研究開発もこの取り組みの一環として実施されます。

以上

この件に関するお問い合せ先:
一般財団法人 日本海事協会
テクニカルサービス部
(プロジェクトマネージャ: 永留)
Tel: 03-5226-2176
E-mail: mid@classnk.or.jp

ClassNK - EOD

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