Press Release

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ClassNK-PEERLESSワークショップを開催(報告)

2015年3月6日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)(会長:上田 德)は、3月3日から3月6日にかけて、東京、広島、佐世保にて「ClassNK-PEERLESSワークショップ」を開催し、約200名が来場しました。

近年、従来困難とされてきた複雑な形状や膨大な情報を短時間で計測する3Dレーザースキャナーの普及が進んでいます。ClassNK-PEERLESSは、3Dレーザースキャナーより得られたデータから3Dモデル作成を画期的に効率化するソフトウェアです。

本ワークショップでは、業界の喫緊の課題である既存船へのバラスト水処理装置の搭載作業に対し、3DレーザースキャナーとClassNK-PEERLESSを実際に活用した事例をはじめとして、ソフトウェアの機能などが紹介されました。

東京会場ではMOLエンジニアリング株式会社の本田睦生氏(システム開発・就航解析部長)、広島会場では株式会社三和ドックの松崎拓也氏(総務部検査課長)、佐世保会場では株式会社スマートデザインの佐藤克己氏(リバースエンジニアリングチーム長 取締役)より、実利用者の立場から3DレーザースキャナーやClassNK-PEERLESSに関わる発表をいただきました。

既存船のバラスト水処理装置搭載にあたっては、機関室内のスペース不足や複雑な配管設備などに起因する作業の困難さが指摘されています。対象物に触れることなく構造物の把握が可能となる3Dレーザースキャナーと、従来1週間から10日程度を要していたデータの3Dモデル化を1日から2日程度の作業時間で可能とするClassNK-PEERLESSの組合せが、大幅な実工期の短縮に繋がったことが紹介されました。また、バラスト水処理装置の搭載工事にとどまらず、今後の海事産業における幅広い活用にも期待が寄せられました。

以上

東京会場の様子

ClassNK - EOD

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