Press Release

標題:
新規則に対応したEEDI算出用解析・計算ソフト“PrimeShip-GREEN/ ProSTA”をリリース

2015年4月30日

一般財団法人 日本海事協会(ClassNK) (会長:上田 德)は、海上公試における速力試験の解析・計算を行い、EEDI(Energy Efficiency Design Index)算出をサポートするソフトウェア“PrimeShip-GREEN/ProSTA” を2015年5月1日付リリースします。
“PrimeShip-GREEN/ProSTA”はIMO新規則に対応する機能を備えた船級協会としては世界初のソフトとなります。

MARPOL ANNEX VIに基づくEEDI算出にあたっては、速力試験の結果をふまえた平水中速力の計算が必要となります。海上公試時の外乱(風、波浪、潮流、浅水、排水量、水温)の影響を排除し、平水中速力を求めるための解析・計算方法について、IMOのEEDI検査・認証ガイドライン(2014 Guidelines on survey and certification of the Energy Efficiency Design Index (EEDI))では、ISOの策定したISO15016:2002と国際試験水槽会議(ITTC)の推奨する方法の2つの基準が存在していました。

基準の併存の解消を求めるIMOの要請に基づき、ISOはITTCとの協力の下、両手法を統合した新たな基準を開発し、ISO15016:2015として、本年4月1日に発行しました。今月開催のMEPC68において、本年6月以降に実施される速力試験に当該基準を適用するよう、上記ガイドラインの改正案が審議される予定です。

本会は、ISO15016:2015策定にあたっての技術支援を行うと共に、造船所をはじめとした関連業界が当該基準に円滑に対応できるよう、サポートツールとして“PrimeShip-GREEN/ProSTA”の開発を進めてまいりました。本ソフトウェアは、容易な操作インターフェイスを備え、ISO15016:2015に基づく速力試験の解析・計算に関わる業務の効率化に寄与します。
“PrimeShip-GREEN/ProSTA”は本会顧客向けに無償で配布いたします。詳細は下記ウェブサイトをご参照ください。

URL:http://www.classnk.or.jp/hp/ja/activities/primeship/index.html

以上

ClassNK - EOD

ポップアップウィンドウを閉じるボタン