Press Release

標題:
インドの船舶リサイクル施設2社にシップリサイクル条約適合証明を発行

2015年9月29日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)(会長:上田 德)は、インド・グジャラート州の船舶リサイクル施設であるR. L. Kalthia Ship Breaking Pvt. Ltd.(代表:Chintan Kalthia、以下Kalthia)及びPriya Blue Industries Pvt. Ltd.(代表:Sanjay Mehta、以下Priya Blue)の2社に対してシップリサイクル条約(2009年の船舶の安全かつ環境上適正な再生利用のための香港国際条約(仮称))への適合鑑定を行い、適合証明(Statement of Compliance: SoC)を発給しました。

Kalthia及びPriya Blueは、シップリサイクル条約の発効に先駆け、同条約に基づいた監督官庁による船舶リサイクル施設承認の要求事項である「船舶リサイクル施設計画(SRFP)」*1を作成し、安全かつ環境上適正な船舶リサイクルのための施設改善に取り組んできました。

本会は、Kalthia及びPriya Blueにより作成されたSRFPが条約の要求事項を満たしており、また、SRFPに従ったリサイクルが実施されていることを書類審査及び現地調査により確認し、両社に対して適合証明を発給しました。これは、インドを含む南アジア地域の船舶リサイクル施設では初の事例となります。

この度の適合証明は、これまで世界各地のシップリサイクル施設の条約への適合鑑定を実施してきた本会が、純技術的な見地より両施設を検証した結果、発行したものです。条約基準に適合した施設に対する証明を通じ、本会はシップリサイクル条約に則った安全かつ環境上適正な船舶リサイクルの推進に努めてまいります。

以上

*1 SRFP(船舶リサイクル施設計画:Ship Recycling Facility Plan)
シップリサイクル条約の規定により船舶リサイクル施設の承認の際に施設が準備しなければならない書類であり、施設における安全・環境保全を確保するためのプロセス等を記載するもの

この件に関するお問い合せ先:
一般財団法人 日本海事協会
秘書広報部
Tel: 03-5226-2047
e-mail: eod@classnk.or.jp

ClassNK - EOD

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