Press Release
標題：
マリタイムイノベーションジャパンの開発したLNG燃料船に概念設計承認（AIP）を発行
2015年11月17日
一般財団法人日本海事協会（ClassNK）（会長：上田 德）は、株式会社マリタイムイノベーションジャパン（本社： 東京都品川区、代表取締役社長 信原 眞人）が開発した液化天然ガス（LNG）を燃料とする98,000 DWT バルクキャリアに対し、IGFコード*及び本会発行のガス燃料船ガイドラインに基づいて概念設計承認（AIP: Approval in Principle）を発行しました。
本船は2,000m3容量のLNG燃料タンク（IMO Type B）とLNG燃料供給装置を装備し、主機関及び主発電機関は二元燃料（デュアルフューエル）エンジンが採用されています。本会はLNG燃料船の研究開発における豊富な知見と経験を基に、船級協会として本船の安全性評価を実施し、概念設計を承認しました。
天然ガスは、従来の重油燃料に比べ、二酸化炭素（CO2）を含む温室効果ガス（GHG）排出量が少なく、硫黄酸化物（SOx）を排出しないクリーンなエネルギーとして注目されており、今後ますます舶用燃料としての利用が期待されています。
本会は今後も、LNG燃料船をはじめとした環境負荷低減船舶の普及に貢献してまいります。
* IGFコード(INTERNATIONAL CODE OF SAFETY FOR SHIPS USING GASES AND OR OTHER LOW-FLASH POINT FUELS):ガス燃料及び低引火点燃料を使用する船舶に対する安全要件を規定するSOLASの強制コード（発効日は2017年1月1日の予定）
以上
ポップアップウィンドウを閉じるボタン