Press Release

標題:
コンテナ運搬船に関する鋼船規則一部改正に対応したシステム “PrimeShip-HULL for Container Carriers”を公開

2016年1月18日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)(会長:上田 德)は、コンテナ運搬船の構造強度要件に関する鋼船規則一部改正(2015年12月25日付)に対応した構造設計支援システム“PrimeShip-HULL for Container Carriers”を公開しました。

“PrimeShip-HULL for Container Carriers”は、調和共通構造規則(調和CSR)に対応した構造設計支援システム(PrimeShip-HULL(HCSR))を基に開発され、コンテナ運搬船の構造設計をサポートするため、本会の顧客に対して無償提供されます。

“PrimeShip-HULL for Container Carriers”の主な特長は次の通りです。


  • 縦強度要件に対応した算式計算ソフトウェアでは、コンテナ運搬船特有の雛壇構造を含む船体横断面の評価を迅速に行うことができます。貨物区域だけでなく、機関区域、船首尾部の縦強度評価にも対応しています。

  • 直接強度計算ソフトウェアでは、ホールド解析における降伏強度及び座屈強度評価を効率的に行うことができます。また、作業工数削減を目的とした感度解析を用いた補強案検討機能や、NAPA社の3次元船舶設計システム“NAPA Steel”とのデータ連携機能を有しています。

  • 直接強度計算ソフトウェアは、ホイッピング影響*と海水圧及びコンテナ荷重の影響を考慮した本会独自の縦曲げ最終強度評価にも対応しています。

本会は、今後も機能強化を継続的かつタイムリーに実施し、コンテナ運搬船に対する構造設計の更なる効率化及び品質の向上に向けた強力なシステムを提供してまいります。

以上

*船体がスラミング等の衝撃荷重を受けた後に、船体梁が弾性振動を起こす現象

ClassNK - EOD

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