Press Release

標題:
“PrimeShip-HULL(HCSR)”の最新版を公開

2017年2月9日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、IACSのばら積貨物船及び油タンカーのための共通構造規則(Common Structural Rules for Bulk Carriers and Oil Tankers、以下CSR BC&OT)に対応したソフトウェア“PrimeShip-HULL(HCSR)”の最新版を公開しました。最新の規則改正へ対応すると共に、船体構造の評価のさらなる迅速化を実現すべく、算式計算ソフトの計算時間短縮や直接計算ソフトにおけるレポート作成時のプレビュー機能などの機能改良を施しています。

今般公開した“PrimeShip-HULL (HCSR)” Ver.4.0.0の主な特長は次の通りです。

  • 本年7月1日以降に建造契約が行われる船舶に適用されるCSR BC&OTの一部改正に対応しました。入力された建造契約日に基づいて、適用規則は自動反映されます。
  • 算式計算ソフトにおける計算時間のさらなる短縮に加え、入力ミス軽減のため、2次元横断面データでの評価を行う際に、他の横断面データとの相互関係から船長方向の情報を自動的に取得する機能を追加しました。
  • NAPA社の3次元船舶設計システム”NAPA Steel”とのデータ連携機能を強化し、NAPA Steelの3次元モデルを算式計算ソフトの2次元横断面データを評価する機能へ取り込む機能や同算式計算ソフトで変更した3次元モデルの部材寸法データをNAPA Steelへ取り込む機能を追加しました。これらにより、NAPA Steelを用いた構造評価に関わる作業工数の削減が見込まれます。
  • 直接計算ソフトにおいて、レポート作成機能における出力画像の詳細設 定や表示情報の充実、プレビュー機能を追加するとともに、要求値を満足しなかった場合の補強案提示機能を強化しました。


  • 以上

    ClassNK - EOD

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