Press Release

標題:
英国認証機関認定審議会(UKAS)よりEU MRVの認証機関としての認定を取得

2017年3月2日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、3月1日に英国の認定団体であるUKAS(United Kingdom Accreditation Service)より、EU MRV規則の認証機関としての認定を取得しました。UKASは3月1日に本会を含むEU MRV認証機関の認定を公表しており、これは同団体としては初の認定となります。

EU MRV規則は海上輸送における燃費消費実績(CO2排出量)報告制度に関する欧州規則です。同規則の発効により、EU加盟国管轄内の港に寄港する5,000GTを超える船舶については、燃料消費量などのデータ収集・報告を実施するための監視計画書(モニタリングプラン)及び排出報告書(エミッションレポート)の作成、及びEU加盟国の認定団体に認定された認証機関への提出が義務付けられます。

これにより、船社(船舶の所有者又は、船舶管理者あるいは運航に責任を持つ者)は、2017年8月31日までにモニタリングプランを作成し、認証機関への提出が求められます。2018年1月1日以降、認証されたモニタリングプランに従ってデータを収集及びエミッションレポートを作成し、認証機関による適合証書(DOC)を取得することが要求されます。なお、取得したDOCについては本船に搭載する必要があります。

今回、GHG検証機関の認定では世界をリードするUKASよりEU MRV規則の認証機関に認定されたことを受け、本会はモニタリングプラン及びエミッションレポートの認証、またDOCの発行を行うことが可能となりました。

本会は、これまでGHG検証などで培った豊富な知見をもとに実用的で確実な認証サービスを提供してまいります。

以上

ClassNK - EOD

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