Press Release

標題:
トルコの船舶リサイクル施設にシップリサイクル条約適合証明を発行

2017年7月12日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)(会長:冨士原 康一)は、トルコ・イズミル県の船舶リサイクル施設であるISIKSAN SHIP RECYCLING and TRADING Co. Ltd.(代表:Ömer DOĞAN、以下ISIKSAN)に対してシップリサイクル条約(2009年の船舶の安全かつ環境上適正な再生利用のための香港国際条約(仮称))への適合鑑定を行い、適合証明(Statement of Compliance: SoC)を発給しました。

ISIKSANは、シップリサイクル条約の発効に先駆け、同条約に基づいた監督官庁による船舶リサイクル施設承認の要求事項である「船舶リサイクル施設計画(SRFP)」*1を作成し、安全かつ環境上適正な船舶リサイクルのための施設改善に取り組んできました。

本会は、ISIKSANにより作成されたSRFPが条約の要求事項を満たしており、また、SRFPに従ったリサイクルが実施されていることを書類審査及び現地調査により確認し、同社に対して適合証明を発給しました。これは、トルコの船舶リサイクル施設では初の事例となります。

本会は、条約基準に適合した施設に対する証明を通じて、シップリサイクル条約に則った安全かつ環境上適正な船舶リサイクルの推進に努めてまいります。

以上

*1 SRFP(船舶リサイクル施設計画:Ship Recycling Facility Plan)
シップリサイクル条約の規定により船舶リサイクル施設の承認の際に施設が準備しなければならない書類であり、施設における安全・環境保全を確保するためのプロセス等を記載するもの

              ISIKSANに発行したSoC

ClassNK - EOD

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