Press Release

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「排ガス浄化装置ガイドライン」第2版を発行

2017年7月26日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、この度、「排ガス浄化装置ガイドライン」第2版を発行しました。

船舶から排出されるSOx・PMを削減するべく、MARPOL条約附属書VIでは、船舶で使用される燃料油中の硫黄分濃度が規制されています。本規制への対応手段の一つとして、排ガス浄化装置の設置が認められていますが、当該装置の採用には、国際海事機関(IMO)の定めるガイドラインに基づき、主管庁の承認を受ける必要があります。

本会は、IMOガイドラインに適合する排ガス浄化装置の導入の際の一助となるよう、IMOガイドラインの解説を中心とした「排ガス浄化装置ガイドライン」(初版)を2014年8月に発行しました。今般、一般海域における燃料油中の硫黄分濃度の規制強化時期が2020年1月1日に決定し、同装置導入への機運が高まったことを受け、本会は、「排ガス浄化装置ガイドライン」(初版)を改訂し、第2版を発行しました。

今回発行の第2版では、IMOガイドラインの改訂に伴う情報の更新に加え、実船試験や試設計の共同研究プロジェクトを通して得られた知見を反映し、設置基準を取り纏めました。また、排ガス浄化装置の搭載や、同装置の搭載設計の準備が完了したことを示す各種船級付記符号の付与に関する規定も新たに加えています。

本ガイドラインは、本会ホームページにてマイページのユーザー登録をすることにより、マイページの「ガイドライン」のページでご覧頂けます。
URL: http://www.classnk.or.jp

以上

ClassNK - EOD

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