Press Release

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「リスク評価ガイドライン」(第2版)を発行

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、リスク評価認証を受けるための技術要件を取り入れた「リスク評価ガイドライン」(第2版)を発行しました。

船舶・海事分野では、国際海事機関(IMO)においてリスク評価技術を応用したFormal Safety Assessment(FSA)という基準作成ツールが開発され、数多くの適用例に基づき基準の改正・制定提案がなされています。さらに、リスク評価手法は新形式の船舶の開発並びにリスクベースの検査及び保守等にも応用されつつあります。このような状況を踏まえ、本会はリスク評価手法に関する調査及びリスク評価の実施を通して得られた知見をとりまとめ、リスク評価の入門的な書として2009年に「リスク評価ガイドライン(初版)」を発行しました。

近年、IMOにおいて代替設計等のみならず、リスク評価を用いた技術評価が要求されるIGCコードの改正やIGFコードが発効しています。今般、前述の状況を踏まえ、2009年に作成したガイドラインを株式会社ClassNKコンサルティングサービスの協力及び国立研究開発法人海上・港湾・航空研究所の技術的支援のもと、新たに技術評価が要求される条約、コード等を付属書の形で取り込む形で「リスク評価ガイドライン」(初版)を改訂し第2版を発行しました。

追加した付属書は、付属書1にIGCコード関連とし、FMEA手法*の実施、付属書2にIGFコード関連としガス燃料船のリスク評価、付属書3に代替設計及び配置の認証のためのリスクアセスメントをガイドラインとして掲載しています。

本会はリスク評価に関する作業の円滑化を支援すべく、今後も取り組みを一層強化してまいります。

本ガイドラインは、本会ウェブサイト(URL:www.classnk.or.jp)にてマイページのユーザー登録をすることにより、マイページの「ガイドライン」のページでご覧いただけます。

以上

*FMEA(故障モード影響解析)手法
起こり得る失敗や故障及び不適切な操作の結果が、危険で破滅的なものにならないかどうかを判断するための調査の一方法

ClassNK - EOD

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