Press Release

標題:
“PrimeShip-HULL(HCSR)”の最新版を公開

2018年2月15日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、IACSのばら積貨物船及び油タンカーのための共通構造規則(Common Structural Rules for Bulk Carriers and Oil Tankers)に対応したソフトウェア“PrimeShip-HULL(HCSR)”の最新版Ver.5.0.0を公開しました。

本ソフトウェアは、業界からの要望に基づく改正内容を含む最新の規則改正に対応しています。また、最新の規則改正への対応に加え、“PrimeShip-HULL(HCSR)”を構成する算式計算ソフトおよび直接計算ソフトについて、それぞれ以下の機能改良を実施しています。

【算式計算ソフト】

  • 計算書作成作業の効率化による工数削減に資するべく、計算書作成機能の強化を実施しました。本強化の一つとして、本機能を独立型のシステムへと改良しています。これにより、断面データの編集や計算画面を操作と並行して計算書を作成することが可能となります。その他、本機能の操作性向上や計算書のレイアウト変更による視認性向上も施しています。
  • モデリングの作業工数の削減に資するべく、船体正面線図(Body Plan)のCAD図面やNAPA社の3次元船舶設計システム“NAPA Steel”とのデータ連携機能を強化しました。船体正面線図から複数の断面データを一括で作成する機能の新設や、NAPA Steelの横部材を本ソフトの横断面評価機能(Initial Design Function)へ直接取り込むことが可能となりました。


【直接計算ソフト】
  • モデル修正時におけるパラメータ修正漏れの防止と再評価に要する工数の削減に資するべく、モデル修正に伴う更新が必要な評価関連パラメータの確認および自動更新を行う機能を実装しました。
  • 設計工数の削減に資するべく、降伏設計支援機能の補強案検討手順の簡素化および座屈設計支援機能の補強案計算処理の高速化を実施しました。


以上

ClassNK - EOD

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