Press Release
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現存船へのバラスト水処理装置の搭載をこれから行われる皆様へのお知らせ
2018年9月28日
一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、登録船級船におけるバラスト水処理装置のレトロフィット状況の分析を実施し、バラスト水管理条約に基づく設置期限が到来する船舶が2022年に大きく集中することを確認しました。現実に2022年への集中が世界的に生じると、処理装置の搭載が困難となる事態も懸念されます。処理装置の搭載を計画している皆様におかれましては、早期の準備を推奨します。
バラスト水管理条約に基づく処理装置の搭載が義務付けられている本会登録船は、2018年8月末現在で7,315隻となります。この内、既に処理装置の搭載が完了しているのは1,915隻であり、搭載が今後必要となる船舶が5,400隻となります。
処理装置が未搭載の船舶について、バラスト水管理条約に基づき設置期限が到来する年度の分布は、2019年が92隻、2020年が662隻、2021年が795隻、2022年が2,832隻、2023年が558隻、2024年が461隻であり、2022年に大きな集中が見られました(添付図参照)。なお、解撤動向やUSCG規則への対応等の影響もありますので2022年のピークの値が下がる可能性があります。
本会では、今後ともバラスト水処理装置のレトロフィットに関わる課題について、積極的に関係各位への支援に努めてまいります。
<本件に関する問い合わせ先>
一般財団法人 日本海事協会 企画本部調査室
Tel.: 03-5226-2035
E-mail: ist@classnk.or.jp
添付図
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