Press Release

標題:
「船舶におけるサイバーセキュリティマネジメントシステム」を発行

2019年3月13日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、船舶運航を主な対象とした規格「船舶におけるサイバーセキュリティマネジメントシステム」を発行しました。

本会は2019年2月に公表した、船舶におけるサイバーセキュリティに対する基本的な考え方となる「ClassNKサイバーセキュリティアプローチ」に基づき、サイバーセキュリティ対策の実施主体者と対策内容を示したガイドラインや規格を「ClassNKサイバーセキュリティシリーズ」として、随時発行しています。

今般発行した「船舶におけるサイバーセキュリティマネジメントシステム」は船舶運航の安全確保を目的として、会社及び船上でのサイバーセキュリティに関するマネジメントシステムの確立、実施、維持、及び継続的な改善のための活動の指針となるものです。運航段階のみならず、船舶の設計・建造段階からのサイバーリスクへの保護に関わる管理策を提示しています。

本規格は、船舶の運航を支える情報技術(Information Technology, IT)及び運用技術(Operation Technology)に着目し、情報セキュリティマネジメントに関わる国際規格であるISO27001(*1)及びISO27002(*2)、並びに国際船級協会連合(IACS)の最新要求事項を参考に作成されました。国際安全管理(ISM)コードに基づき、2021年より会社の安全管理システムの中でサイバーリスクを取り扱うことが推奨されますが、本規格要件を会社及び船上の管理プロセスに組み込むことで、サイバーリスクの適切な評価及び管理が可能となります。

「船舶におけるサイバーセキュリティマネジメントシステム」は、本会ウェブサイト(URL:www.classnk.or.jp)にてマイページのユーザー登録をすることにより、マイページの「ガイドライン」のページでご覧いただけます。

以上

(*1) 情報セキュリティマネジメントシステム
(*2) 情報セキュリティマネジメントの実践のための規範

ClassNK - EOD

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