Press Release

標題:
2020年からのSOx規制に向けたサポート

2019年4月2日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、2020年1月1日から0.50%に強化される燃料油硫黄分濃度規制への対応をサポートすべく、この度、同規制に適合した燃料油(規制適合燃料油)に関するガイダンス、及び規制適合燃料油への切り替えの実施計画書(船舶実施計画書)のサンプルを作成しました。また、2020年に向けた規制適合燃料油への切り替えに関する鑑定サービスを実施します。


  • 「2020年からのSOx排出規制適合燃料油の使用に関するガイダンス」の発行
    今後供給される規制適合燃料油は、安定供給の観点から、軽油留分以外の様々な低硫黄基材が今までより多く混合されると予想されています。本会では、規制適合燃料油の使用時に一層考慮すべき燃料油の性状として、混合安定性、低動粘度、低温流動性、Cat-fines、着火・燃焼性の5つの燃料性状に注目し、それぞれの基本的特性について解説すると共に、一層安全に使用するための適応策について整理をしたガイダンスを発行しました。

    上記ガイダンスは、本会ホームページにてマイページのユーザー登録をすることにより、マイページの「ガイドライン」のページでご覧頂けます。
    URL:http://www.classnk.or.jp


  • 船舶実施計画書のサンプルの提供
    国際海事機関(IMO)から、船舶がどのようにして0.50%規制に適合のための準備をするかを記載した実施計画書「船舶実施計画書(Ship Implementation Plan)」の作成及び保持を推奨する海洋環境保護委員会(MEPC)サーキュラー“MEPC.1/Circ.878”が発行されています。本会は、MEPC.1/Circ.878の内容に沿った記載例を例示した船舶実施計画書のサンプルを作成し、申込みのあった顧客に対し提供します。


  • 鑑定サービスの実施
    作成された船舶実施計画書がMEPCサーキュラー“MEPC.1/Circ.878”で例示された項目を含んでいることを確認する鑑定サービスを実施します。また、要望に応じて、燃料油タンクの切り替え前に当該タンクの洗浄を行ったことを確認するなどの事実鑑定を実施します。

    これらの情報を紹介するため、本会ウェブサイト中に「SOx・PM規制」を新たに開設しました。同ページでは、SOx・PM規制の概要やSOxスクラバーについてのIMOガイドラインの要件解説、及び関連機器への設備/安全要件等を示した「排ガス浄化装置ガイドライン(Ver.3)」を掲載しています。
    URL:http://www.classnk.or.jp/hp/ja/activities/statutory/soxpm/index.html


以上

ClassNK - EOD

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