Press Release

標題:
「硫黄分0.50%適合油への切り替えに関する注意点」を発行

2019年10月1日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、2020年1月からのIMOによる舶用燃料油中の硫黄分濃度の規制強化の開始に向け、「硫黄分0.50%適合油への切り替えに関する注意点」を発行しました。規制適合燃料油への切り替え時に想定されるリスク及びそれらのリスクを低減するための予防策と対応策について、実際に船上で作業に当たる船員を対象に、取りまとめたものとなります。

上記規制強化の開始に伴い、硫黄分0.50%以下の燃料油(適合油)が世界中で流通し、船舶主機関や発電機関などの船上機器の燃料油を適合油に切り替えて、実際に使用を始める機会が増えて行くことになります。今般発行する冊子は、適合油をこれから補油する船舶及び適合油の補油を完了し使用を始める船舶の船員を対象として、「混合安定性」と「低温流動性」に焦点を当て,これらの要因に関連するリスクとその対策について周知することを目的としたものです。また、本文中にて言及するスラッジ溶解剤やスラッジ分散剤を提供しているケミカルメーカー各位の提案と関連の製品案内を、本冊子の添付として掲載しています。

本冊子はSOx規制に関わる本会の取り組みと合わせ、ウェブサイト(www.classnk.or.jp)の“業務サービス › 条約関連 › SOx・PM規制”に掲載しています。なお、適合油の「低動粘度化」、「Cat-fines」、「着火・燃焼性」などに関わるリスクと対応策についても、追って発行する予定です。

以上

ClassNK - EOD

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