Press Release

標題:
ウィンドチャレンジャープロジェクトへの基本承認(AIP)を発行

2019年10月3日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、商船三井株式会社(以下「商船三井」)と株式会社大島造船所(以下「大島造船所」)が中心となって取り組むウィンドチャレンジャープロジェクト*1の根幹的技術である硬翼帆式風力推進装置の設計に対し、本会「風力を利用した船舶補助推進装置の設計に関するガイドライン」他に基づいた基本承認(AIP)を発行しました。

風力エネルギーを用いた温室効果ガスの削減を目指し、商船三井と大島造船所を中心とした研究開発がウィンドチャレンジャープロジェクトとして行われています。プロジェクト詳細については、以下発表を参照ください。

https://www.mol.co.jp/pr/2019/19074.html

本会は風力を利用した船舶補助推進装置の設計の健全性及び搭載する船舶の安全性へ寄与すべく、「風力を利用した船舶補助推進装置の設計に関するガイドライン」を2019年9月に発行しています。

商船三井及び大島造船所よりの申し込みを受け、本会は関連する国際条約、本会鋼船規則、及び同ガイドラインに基づき、ウィンドチャレンジャープロジェクトの硬翼帆の構造及びその制御に関する基本設計を対象とした審査を実施しました。今般、所定の審査を完了し、硬翼帆式風力推進装置の設計に関する基本承認(AIP)の発行に至ったものです。同ガイドラインに基づく基本承認(AIP)としては世界初の発行となります。

本会は今後も第三者認証機関としての役割を通じ、新技術の円滑な実用化への支援に努めてまいります。

以上

*1 ウィンドチャレンジャープロジェクトは2009年に東京大学が主宰する産学共同研究プロジェクト「ウィンドチャレンジャー計画」として始まり、2013年からは国土交通省による「次世代海洋関連技術研究開発費補助金」の交付対象事業の1つに選ばれました。2018年1月からは産学共同研究を引き継ぐ形で商船三井と大島造船所が中心となり「ウィンドチャレンジャープロジェクト」を発足し研究を行っています。

ClassNK - EOD

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