Press Release

標題:
NSユナイテッド海運と今治造船が共同開発を進めるケープサイズバルカーLNG燃料船の基本承認(AiP)を発行

2019年12月12日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、NSユナイテッド海運株式会社と今治造船株式会社が共同開発を進めるケープサイズバルカーLNG燃料船のコンセプトデザインに対し、LNG燃料を使用する船舶に適用されるIGFコードを取り入れた本会鋼船規則「GF編」に基づく、基本承認(AiP)を発行しました。

今治造船株式会社発表の本設計の主な特長は以下のとおりです。

「コスト競争力があり設置が比較的容易なType C型のLNG燃料タンクを、船橋後部に2基設置することにより、従来の基本設計を大きく変更することなく、LNG燃料による航行を可能としました。主機には低圧デュアル燃料エンジンの採用を計画しており、LNG燃料タンクより自然発生する気化ガス(Boil Off Gas:BOG)を無駄なく主機で利用することを可能としております。これにより環境負荷削減及び運航費用の低減を図っております。
本基本設計は、IMOより求められるEEDI Phase3 CO₂排出量の基準値比30%削減を達成しております。」

なお、本会では大型バルカーLNG燃料船に対しAiPを発行するのは、本件で3件目となります。環境問題への対応策として今後は大型バルカーにおいてLNG燃料化の検討が益々増加していくことが予想されます。本会としても引き続き様々な船種でのLNGを含めた代替燃料船の普及が円滑に進むよう尽力して参ります。

以上

ClassNK - EOD

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