Press Release

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「フェーズドアレイ超音波探傷試験による非破壊検査ガイドライン」を発行

2020年3月30日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、「フェーズドアレイ超音波探傷試験による非破壊検査ガイドライン」を発行しました。

フェーズドアレイ超音波探傷試験は、従来の超音波探傷試験と比べて材料や溶接継手に内在する欠陥の検出性能が高く、探傷結果の可視化とデジタル化された探傷試験データの収録が可能な先進的非破壊検査技術です。近年、種々の産業分野でフェーズドアレイ超音波探傷試験の適用事例が増加しており、造船分野においても上述の特長を活かし、フェーズドアレイ超音波探傷試験が普及しつつあります。

このような状況に鑑み、本会は2017年9月に公表した研究開発ロードマップの一環としてフェーズドアレイ超音波探傷試験の実施要領に関する研究開発を実施してまいりました。今般、同研究開発により得られた知見に基づき、造船分野における炭素鋼の突合せ溶接継手を主たる対象とした、フェーズドアレイ超音波探傷試験による非破壊検査の要件や具体的な探傷試験の要領などをガイドラインとして包括的に取りまとめました。

本会は、今後もフェーズドアレイ超音波探傷試験をはじめとした先進的な検査技術の円滑な普及の支援に積極的に取組み、業界の更なる発展に貢献できるよう努めてまいります。

本ガイドラインは、本会ウェブサイト(URL: www.classnk.or.jp )にてマイページのユーザー登録をすることにより、マイページの「ガイドライン」のページでご覧いただけます。

以上

ClassNK - EOD

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