Press Release

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冨士原理事会議長がIACSカウンシル議長に就任

2020年6月26日

6月24、25日にオンライン形式で開催された国際船級協会連合(IACS)の第81回カウンシル会合において、一般財団法人日本海事協会(ClassNK)冨士原康一理事会議長が、IACSカウンシル議長に就任することが決議されました。IACSカウンシル議長の任期は7月1日より1年間です。本会は1968年のIACS創設以来のメンバーであり、IACS議長協会を務めるのは5度目となります。

船級協会の会員組織であるIACSは、船舶の安全と海洋環境保護に向けた技術支援、適合性検証、研究開発を通じ、海事産業に関わる安全性と規制への貢献に努めています。世界の貨物輸送の90%以上が、IACSに加盟する12協会の船級登録の下で行われています。IACSカウンシルは最高議決機関としてIACSの方針決定を担っています。

IACSカウンシル議長就任にあたっての、本会冨士原理事会議長によるコメントは次の通りです。

「歴史あるIACSの基本理念を踏襲し、船級協会が長年培ってきた知見と技術をもとに海事業界への更なる貢献を果たすべく、IACSカウンシル議長としてリーダーシップを発揮したい。新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に伴い、海事業界はこれまでに経験したことがない状況におかれている。IACSは、このような事態の中で関係業界の事業に支障が起きないよう対処に努めているところであるが、かかる不測の事態がいつでも起こりうること、また、急速に進行する技術革新などにより世界の海事産業が大きな変革期に入っていることなどから、IACSも状況変化に適切に対応し、社会経済の安定的な発展に貢献できる組織になっていかなければならないと認識している。新型コロナウイルス感染症の流行によって人の移動が難しい状況ではあるが、議長として、諸課題への取組を指揮するとともに、関係機関との積極的な対話などを通じ、より良いIACS、より良い海事社会の実現に努めてまいりたい。」

以上

ClassNK - EOD

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