Press Release

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米国の海事サイバーセキュリティ情報共有・分析機関“MTS-ISAC”に船級協会として初めて加盟

2020年7月7日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、米国の海事分野に特化したサイバーセキュリティ情報共有・分析機関である“MTS-ISAC”*1に加盟しました。同機関に船級協会、また米国外の法人が加盟するのは本会が初となります。

MTS-ISACは、2020年2月に米国の海事関連企業により結成された非営利団体です。加盟する官民のステークホルダーから寄せられる海事サイバーセキュリティ情報を日常的に分析し、対策を提案することで実例に沿ったベストプラクティスの構築を目指しています。また、セミナーやコンサルティングを通した海事サイバーセキュリティに関する意識の向上、訓練、他分野のサイバーセキュリティ情報共有・分析機関との連携も積極的に実施しています。同機関は米国国土安全保障省(DHS)*2と相互情報共有協定を締結しており、実際に船舶で発生したインシデントや米国国内法の解説などの情報提供も受けています。

本会は、MTS-ISACに参画する唯一の船級協会として、同機関での活動を積極的に推進します。また、MTS-ISACの活動を通じて得られた海事分野に特化した生の情報に基づく知見を、「ClassNKサイバーセキュリティアプローチ」の考え方に基づいて、本会のサイバーセキュリティに関わるガイドライン策定に活用するなど、海事産業におけるサイバーセキュリティの確立に努めてまいります。

以上

(*1) Maritime Transportation System Information Sharing Analysis Centerの略
(*2) Department of Homeland Securityの略

ClassNK - EOD

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