Press Release

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2020年度第2回技術委員会の開催

2020年8月7日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、2020年8月5日、2020年度第2回技術委員会を開催しました。

技術委員会は、海運造船業界からの代表者及び学識経験者で構成され、船級及び検査に関する技術規則の制定改廃に係わる技術事項を審議・承認しています。この度の委員会は、新型コロナウイルス感染拡大への懸念をふまえ、オンライン会議システムも活用して実施しました。

今回審議された改正案は21件で、全ての案件が承認されました。主な改正案として、機関継続検査(CMS)において従来検査員の立会が必須であった貨物油ポンプに使用するタービンの開放について、所定の期間内に機関長が行った自主開放点検の報告書の確認をもって検査員立会による開放に代える旨があります。業界要望に基づき、安全性確保に関わる十分な検討を実施した結果の改正であり、本船にとって都合の良いタイミングでのタービン開放が可能となります。

その他、「選択式触媒還元脱硝装置,排ガス浄化装置及び排ガス再循環装置」、「IBC コードの改正」、「MARPOL Annex II の改正」、「操舵装置における制御システムの故障に対する措置」、「脆性亀裂アレスト設計」、「アレスト鋼の規格」、「先進的非破壊試験」、及び「日本籍船舶における排ガス浄化装置の取扱い」など、国際条約・国内法・IACS統一規則の取り入れなどの改正を行っています。

全案件の内容は、本会ウェブサイト「マイページ」中の「技術規則等の一部改正」に掲載しています。マイページの利用にはユーザー登録が必要となります。

URL: https://www.classnk.or.jp

以上

ClassNK - EOD

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