Press Release
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川崎汽船及びAirseas社が開発を進める自動カイトシステムSeawingに基本承認(AiP)を発行
2020年8月19日
一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、川崎汽船株式会社及びAirseas社が開発を進める自動カイトシステムSeawingに対し、本会「風力を利用した船舶補助推進装置の設計に関するガイドライン」他に基づく基本承認(AiP)を発行しました。
川崎汽船及びAirseas社のSeawingに関する発表は以下の通りです。
「“Seawing”とは、風力により船舶の推進を補助する自動カイトシステムのことで、簡単なスイッチ操作のみで自動的にカイトの展開や格納が可能となります。このシステムは、性能の最適化と最大の安全性を確保するために本船運航状態を含めた海象・気象データをリアルタイムで収集して分析の上活用します。」
本会は風力を利用した船舶補助推進装置の設計の健全性及び搭載する船舶の安全性へ寄与すべく、「風力を利用した船舶補助推進装置の設計に関するガイドライン」を2019年9月に発行しています。
川崎汽船及びAirseas社よりの申し込みを受け、本会は関連する国際条約、本会鋼船規則、及び同ガイドラインに基づき、Seawingの構造及びその制御に関する基本設計を対象とした審査を実施しました。今般、所定の審査を完了し、当該風力推進装置の設計に関するAiPの発行に至ったものです。
本会は今後も第三者認証機関としての役割を通じ、新技術の円滑な実用化への支援に努めてまいります。
証書授与式の様子
右 :川崎汽船 浅野敦男 代表取締役副社長執行役員
左 :日本海事協会 重見利幸 業務執行理事副会長
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