Press Release

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飯野海運が算定した温室効果ガス排出量に対し、合理的保証水準に基づく第三者検証を実施

2020年9月11日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、飯野海運株式会社が算定した同社グループの温室効果ガス排出量に対し、「合理的保証水準(reasonable assurance)」に基づく第三者検証を実施し、検証声明書を発行しました。

気候変動への対応が企業の評価指標としての重要度を増す中、温室効果ガス排出量の算定、報告、検証についてのISO規格群であるISO14064などに準じ、自社の取り組みを積極的に開示する企業が増加しています。

今般、飯野海運はISO14064-1(*1)に基づき、同社運航船及び事業所に起因する温室効果ガス排出量の算定報告書(対象期間は2018年4月1日から2019年3月31日まで)を作成しており、本会がISO14064-3(*2)に準拠した検証を行いました。

ISO14064-3においては保証水準に段階が設けられており、この度の審査に適用された「合理的保証水準」は、報告書に記載された排出量情報が「全ての重要な点について適正に表示されていると本会が認める」ことを意味し、厳格かつ網羅的な検証を実施したことを証明するものです。

本会は、海事産業で培った知見を基に、中立な立場から信頼性の高い第三者検証を引き続き実施し、温室効果ガス削減への貢献に努めてまいります。

以上

(*1) 「組織における 温室効果ガスの排出量及び吸収量の定量化及び報告のための仕様並びに手引」
(*2) 「温室効果ガスに関する主張の妥当性確認及び検証のための仕様並びに手引」

(授与式写真)

右:飯野海運 代表取締役 専務執行役員 岡田明彦氏
左:本会 業務執行理事 常務理事 髙野裕文

ClassNK - EOD

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