Press Release

標題:
「クルーズ船におけるCOVID-19のためのバイオセーフティマネジメントシステムガイドライン」を公表

2020年9月23日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、「クルーズ船におけるCOVID-19のためのバイオセーフティマネジメントシステムガイドライン」を公表しました。クルーズ船におけるバイオセーフティマネジメントシステムの確立に向け、本年6月に設置した学識経験者、医療専門家、国内クルーズ船会社などから構成される本会「バイオセーフティマネジメント検討会」の議論に基づき策定したガイドラインを、この度公表したものとなります。

本ガイドラインは、世界保健機関(WHO)、米国疾病予防管理センター(CDC)及び一般社団法人日本外航客船協会などの情報・基準を参考に、クルーズ船のCOVID-19対策を目的とした企業及び船舶における衛生管理システムの確保、実施、維持及び継続的改善、並びにクルーズ船での有症者発生時、船内における感染拡大時、乗客の下船時それぞれの管理措置に関わる要求事項を規定しています。

日本における外航クルーズ客船の再開については、9月18日に国土交通省が発表したクルーズ船利用者の安全・安心の確保に向けた有識者WGにおける中間とりまとめにおいて、外航クルーズ船各社が、一般社団法人日本外航客船協会から発出された外航客事業者の新型コロナウィルス感染予防対策ガイドライン(9月18日改正)に沿って、自社の運航船舶用の新型コロナウイルス感染症の予防・拡大防止マニュアルを作成し、その取組状況について、公平な第三者機関である本会の審査、認証を受けることが求められています。

本会は「バイオセーフティマネジメント検討会」の議論に基づき、本ガイドラインを策定しておりましたが、ガイドラインの有効性検証の一環として、検討会の委員社でもある郵船クルーズ株式会社保有の客船「飛鳥Ⅱ」に対する審査を実施し、9月19日付にて本ガイドラインに基づく認証(暫定証書)を外航クルーズ船として初めて交付しました。

本会は、今般公表したガイドラインに基づく第三者認証活動を通じ、日本のクルーズ船の感染症対策と事業振興への貢献に努めてまいります。本ガイドラインは、本会ウェブサイト「マイページ」中の「ガイドライン」に掲載しています。マイページの利用にはユーザー登録が必要となります。

URL: https://www.classnk.or.jp

以上

ClassNK - EOD

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