Press Release

2020年10月28日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、日本郵船株式会社が株式会社新来島豊橋造船に発注したLNG燃料自動車専用船”SAKURA LEADER”に対し、船級符号(ノーテーション)に”Digital Smart Ship(DSS)”を付与しました。本会船級船において、DSSをノーテーションに有する初の船舶となります。

デジタル技術の活用によるイノベーションを対象とした新たな認証サービス「Innovation Endorsement」(*1)への取り組みの一環として、本会は先進的なデジタル技術を備えた船舶へのノーテーションについて定めた「デジタルスマートシップガイドライン」(*2)を本年8月に発行しました。

“SAKURA LEADER”は、日本国内で建造される初の大型LNG燃料船であり、10月28日に竣工しました。日本郵船の自動車船隊において、次世代環境対応船へのリプレース第1船目と位置付けられています。

本会は、日本郵船の意向を受けた新来島豊橋造船の申込に基づき、先進的なデジタル技術が採用された本船に対し、両社との緊密な連携の下、「デジタルスマートシップガイドライン」への適合確認を迅速に実施しました。所定の図面など調査及び立会検査を完了し、本船のノーテーションに、エネルギー消費効率の分析機能に関わる”DSS(EE)”(*3)、機関モニタリング機に関わる”DSS(MM)”(*4)、船上でのデータ処理及び陸上へのデータ送信に関わる”DSS(CNS)”(*5)を付記した船級証書を発行したものとなります。

以上

(*1)　関連プレスリリース：革新技術への認証サービス「Innovation Endorsement」を開始
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/hp_news.aspx?id=5182&type=press_release
(*2)　関連プレスリリース：「デジタルスマートシップガイドライン」を発行
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/hp_news.aspx?id=5282&type=press_release
(*3) Energy Efficiency
(*4) Machinery Monitoring
(*5) Connected Ship

ポップアップウィンドウを閉じるボタン