Press Release

標題:
「液化ガス運搬船(メンブレン方式)の構造強度に関するガイドライン」を発行

2020年11月2日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、メンブレン方式の液化ガス運搬船の設計にあたり、有限要素解析を用いて構造強度を評価するための技術要件をとりまとめた「液化ガス運搬船(メンブレン方式)の構造強度に関するガイドライン」を発行しました。

他の構造強度評価に関する本会ガイドライン同様、船体に作用する波浪荷重の推定技術など従来培った知見を反映させ、メンブレン方式の液化ガス運搬船の構造強度に対し考慮すべき要件を、関連する本会規則との対応も含めて網羅しており、合理的かつ効率的な設計作業を支援します。

本ガイドラインは、主要構造部材のネット寸法における降伏及び座屈強度を直接強度計算により評価するための要件を規定した直接強度計算ガイドラインと、応力集中部に対する疲労強度評価に関する要件を規定した疲労強度評価ガイドラインから構成されています。主要な規定事項は、船体構造に対して支配的な波浪荷重や構造解析、強度評価法、腐食予備厚、IMOのIGCコードにおいて評価が要求される設計シナリオ、船体内殻材に対する局部強度、貨物格納設備の設計者が指定する船体内殻材に対するひずみ制御などとなります。

また、本会の船体構造設計支援ソフトウェア“PrimeShip-Hull”シリーズには本ガイドライン要件に対応した計算機能を追加します。

本ガイドラインは、本会ウェブサイト「マイページ」中の「ガイドライン」に掲載しています。マイページの利用にはユーザー登録が必要となります。

URL: https://www.classnk.or.jp

ClassNK - EOD

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