Press Release

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IACS 2021年7月導入予定の組織改革に合意

2020年12月21日

12月21日、国際船級協会連合(IACS)は12月9、10日にオンライン形式で開催された第82回カウンシル会合(カウンシル議長:冨士原康一 日本海事協会理事会議長)において、IACS組織の改革に合意したことを発表しました。組織改革案は2021年7月1日から導入予定です。

今回合意された組織改革における、主要な変更は以下の2点です。

  1. これまで加盟船級協会が単年の持ち回りで務めていたIACSの最終議決機関であるカウンシルの議長を、カウンシルでの選挙による選出とし、その任期を2年(最大4年)とする。
     
  2. カウンシルの決議要件について、これまで加盟船級協会の4分の3の同意が必要であったものを、過半数の同意とする一方、多数側の船級協会の合計登録船腹量(総トン数ベース)がIACS加盟船級協会の全船腹量の50%以上であることを要件に加える。

今回の組織改革は、地球温暖化ガスの排出規制強化や急速に進むデジタル技術の導入等に対応して、より積極的かつ広範なIACSの貢献を求める国際団体や産業界の期待に応えるべく行われたものです。この改革は、1968年のIACS設立以来最大のもので、組織を代表するカウンシル議長の輪番制を廃してより長期にわたる議長のリーダーシップを確立するとともに、迅速かつ結果責任を果たすことができる決議方式を導入することによって、IACSが時代の要請に応える機関となることを目指しています。

日本海事協会は、カウンシル議長協会として、この改革の実現に主導的な役割を果たしました。

以上

IACSの概要(添付

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