Press Release

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「LNGバンカー船の検査と設備に関するガイドライン」を発行

2020年12月24日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、LNG燃料を海上で供給する液化ガス運搬船の追加の安全設備に関する要件をまとめた「LNGバンカー船の検査と設備に関するガイドライン」を発行しました。

LNGを燃料とするLNG燃料船は、化石燃料を使用する船舶に比べ、CO2、SOx、NOx排出による環境負荷が低いことから、近年増加しています。一方で、燃料となるLNGを岸壁設備から一般の船舶へ供給する設備は限られます。燃料供給のバリエーション確保のため、海上でLNG燃料を供給することができる液化ガス運搬船がその候補と目されており、日本国内でもLNGを船舶に供給する液化ガスばら積み船(LNGバンカー船)が建造、運航されています。

現時点では、海上においてLNGを船舶間移送する船舶の設備に対する国際条約などは確立されておらず、追加の安全設備は、従来個別に検討されてきました。本会は、船舶燃料としてのLNG利用を促進すべく、これまで実施した検討を基に、極低温の物質であるLNGを海上で安全に船舶間移送するための追加設備及び検査に関する要件をまとめたガイドラインを作成しました。本ガイドラインには、LNGバンカー船の配置とシステム設計、燃料移送システム、作業に関する規定の他、搭載される設備に応じた船級符号への付記(ノーテーション)について定めています。

本ガイドラインは、本会ウェブサイト「マイページ」中の「ガイドライン」に掲載しています。マイページの利用にはユーザー登録が必要となります。

URL: https://www.classnk.or.jp

以上

ClassNK - EOD

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