Press Release

2021年1月14日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、革新技術を対象とした新たな認証サービスInnovation Endorsement*1の製品・ソリューション向け第1号として、川崎汽船が川崎重工グループと共同開発した統合船舶運航・性能管理システム「K-IMS」(Kawasaki Integrated Maritime Solutions)を認証しました。

本会は、2020年7月、革新技術の普及、発展を促すべく、技術的先駆者であるフロントランナーとの協働により適切な評価基準を策定するのと並行し、迅速に作業を進める認証サービスとしてInnovation Endorsementを開始しました。認証の分類の内、「製品・ソリューション」は、船舶へ搭載・利用されるデジタル技術を用いた機器やソフトウェアなどを対象としています。

K-IMSは川崎汽船が川崎重工グループと共同開発した統合船舶運航・性能管理システムであり、各船から自動送信される運航データを様々なアプリケーションを通じて活用、運航状況の常時監視、性能解析・評価による燃費管理、最適運航支援による安全・経済運航の維持に用いられています。

本会は、川崎汽船からの申し込みを受け、K-IMSの備える機能である船上データ収集、陸上とのデータ通信、データトランザクション記録及びエラー検知、モニタリング・解析用のデータ処理、自動トリムチャート作成、性能計算・解析、ウェザールーティングについて、専門家の検証により機能を確認し、K-IMSを対象とした認証証書をこの度発行しました。製品・ソリューションに関わるInnovation Endorsement認証として第1号となります。

以上

(*1) 関連プレスリリース 革新技術への認証サービス「Innovation Endorsement」を開始：
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/hp_news.aspx?id=5182&type=press_release&layout=5



ClassNK Innovation Endorsement紹介動画：
https://www.youtube.com/watch?v=HVHNiHYyiiU

ポップアップウィンドウを閉じるボタン