Press Release

2021年2月24日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、株式会社商船三井が運航しエム・オー・エル・シップマネージメント株式会社が管理する自動車運搬船“ORCA ACE”の船級符号(ノーテーション)に対し、遠隔検査への準備が整っていることを示す“Remote Survey(RMSV)”を付与しました。本会船級船において、RMSVをノーテーションに有する初の船舶となります。

本会は、情報通信技術(ICT)を用いた遠隔検査の適正な運用の指針として、従来の立会検査と同等の信頼性の確保、また透明性のある遠隔検査適用の判断基準の提示に向け実施した調査・検討結果を要件として取りまとめた「遠隔検査に関するガイドライン」(第2版)を本年1月に発行しました。第2版には、乗組員向け実施要領書の備え付けなど事前準備が整っている船舶へのノーテーションRMSVの取り扱いを追加しています。

本会は、自動車運搬船“ORCA ACE”に対し、「遠隔検査に関するガイドライン」(第2版)への適合確認を実施しました。所定の図面など調査及び立会検査を完了し、本会船級船として初となるRMSVノーテーションを本船に付記しました。


オンライン証書授与式の様子
（右上：エム・オー・エル･シップマーネジメント株式会社社長　今井章景氏、
右下：Master of M/V “Orca Ace” Sergey Nichiporenko氏(Capt.)、
左下：株式会社商船三井スマートシッピングﾞ推進部長　藤井仁氏、
左上：一般財団法人日本海事協会執行役員　河関良則）

以上

(*1)関連するプレスリリース　「遠隔検査に関するガイドライン」(第2版)を発行：
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/hp_news.aspx?id=5742&type=press_release&layout=1

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