Press Release

標題:
川崎重工業開発のSOPassをイノベーションエンドースメント認証

2021年3月11日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、革新技術を対象とした新たな認証サービス製品・ソリューション向けイノベーションエンドースメントにより、川崎重工が開発した船舶運航管理支援システムSOPassを認証しました。

本会は、2020年7月、革新技術の普及、発展を促すべく、技術的先駆者であるフロントランナーとの協働により適切な評価基準を策定するのと並行し、迅速に作業を進める認証サービスとしてイノベーションエンドースメントを開始しました。認証の分類の内、「製品・ソリューション」は、船舶へ搭載・利用されるデジタル技術を用いた機器やソフトウェアなどを対象としています。

SOPassは川崎重工が開発した最適航路選定機能とLNG運搬船のBOG(Boil Off Gas:輸送中に自然蒸発する天然ガス)マネジメント機能により、大幅な燃費向上と輸送効率化を実現するソリューションサービスです。

本会は、川崎重工からの申し込みを受け、SOPassの備える機能である海気象データと船体運動シミュレーションの組み合わせによる最適航路提案、LNG運搬船のBOG量予測に基づく最適運航提案、将来の劣化予測を含む推進効率及びプラント効率評価等、について検証を実施し、認証証書をこの度発行しました。

本会は、2020年にイノベーションエンドースメントを開始以来、業界各位より多数の問い合わせ、要望を受けており、船舶を対象としたデジタルスマートシップノーテーション(DSS)を63隻に付与しました。製品・ソリューション向け認証は2件完了し、現在21件の審査を実施中です。

(*1) 関連プレスリリース 革新技術への認証サービス「Innovation Endorsement」を開始:
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/hp_news.aspx?id=5182&type=press_release&layout=5


ClassNK Innovation Endorsement 紹介動画:
https://www.youtube.com/watch?v=HVHNiHYyiiU


以上

ClassNK - EOD

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